Three wise monkeys — carved in light and shadow
見ざる。聞かざる。言わざる。
400年間、日光東照宮の薄暗い神厩舎の梁に座り続けた三匹の猿。その沈黙の形を、大谷石の透かし彫りとして、あなたの壁に届ける。
Handcrafted to Order — Lead Time 4 to 6 Weeks
光が三猿を通り抜け、壁に影が生まれる
三猿は、よく「悪いことを見るな、聞くな、言うな」と解釈される。だが本来の意味はもっと深い。
1636年に刻まれたこの教えは、2025年の今、かつてないほど切実だ。通知、ニュース、SNS、終わらないスクロール。私たちは毎日、見なくていいものを見て、聞かなくていいものを聞いて、言わなくていいことを言っている。
NIKKO SANZARUは、その喧騒に対する静かな抵抗。
壁に掛けた大谷石に朝の光が当たると、ウォータージェットで彫り抜かれた三猿の開口部を光が通り抜け、壁面に三猿のシルエットが影として投影される。夕方には影の角度が変わり、朝とはまったく違う表情を見せる。影は時間とともに動く。あなたが手に入れるのは、壁掛けではない。時間そのものだ。
1500万年の火山灰凝灰岩 — 多孔質構造
1636 — 陽明門の金と彫刻
ウォータージェットで貫通切断された三猿のシルエットを、光が通り抜ける。壁面に投影される影は、時間帯ごとに角度・濃度・輪郭が変化する。朝の斜光は鋭い影を、夕暮れの光は柔らかな影を生む。同じ作品が、毎日異なる表情を見せる。
大谷石は、1500万年前の海底火山の噴火で堆積した火山灰が凝固した火山灰凝灰岩だ。含有するゼオライトが石に「呼吸」をさせる。湿度を吸い、放出する。生きている石。
9世紀、この石の岩壁に千手観音が彫られた。日本最古の磨崖仏。大谷石は、この国で最初に「祈りの形」を刻まれた石だ。
1905年、フランク・ロイド・ライトが初めて日光を訪れた。東照宮の建築に衝撃を受けた彼は、14年後、同じ栃木の大谷石を帝国ホテルに選んだ。1923年の関東大震災で帝国ホテルだけが無傷で立っていた。世界がこの石の名前を知った日だ。
火山灰凝灰岩。ゼオライト含有。調湿性・消臭性に優れる。モース硬度2-4。比重約1.7。宇都宮市大谷町で産出。日本遺産認定。
大谷石に見られる茶褐色の鉱物結晶は、火山が残した痕跡。その大きさ・分布・密度により、石一枚一枚がまったく異なる表情を持つ。等級はこの結晶の緻密さで決まる。
大谷と日光は日光街道で結ばれていた。同じ火山帯の恵みを受けた二つの聖地。ライトが両方に触れた唯一の建築家。
あなたが手に入れるのは、OYA TERROIR
壁掛けではない。
時間そのものだ。
すべてのNIKKO SANZARUに個別のシリアルナンバーと産地証明書が付属します。あなたの作品がどの地層から生まれたか、どの職人が仕上げたか、すべてが記録されます。
大谷の石と日光の祈りが、職人の手で一つになる
同じ大谷の地層から生まれながら、一つとして同じ表情の石はない。
石が纏う個性の違いが、三つのエディションを生んだ。
最も大谷石らしい、力強い表情。大きな結晶が生む野性的なテクスチャーが、火山の記憶を生々しく伝える。三等級の中で最も硬く、堂々とした存在感。光が開口部を通る際、石表面の凹凸が影に有機的な揺らぎを与える。
野性味と緻密さが最もバランスする等級。均一な切断面が、三猿のシルエットを最もシャープに壁面へ投影する。石を知る職人が「作品に最適」と認める石。流通量はあるが、作品に足る品質の個体は限られる。
採掘量の極めて少ない最高等級。結晶が極小で均一に散らばり、石全体が緻密で深い青緑色を呈する。通常サイズの約2.5倍の大判で、三猿の表情を細部まで彫り込む。金箔の縁飾り。手漉き和紙の証明書。大谷採掘場スタジオ訪問権。
荒目(Arame)・中目(Chūme)・細目(Saime)は大谷石の正式な産業等級名称です。
採掘地層の深さにより石の緻密さが異なり、深層ほど結晶が微細で希少性が増します。
すべてのエディションに個別のシリアルナンバーと産地証明書が付属します。
9th Century — 日本最古の磨崖仏
Zeolite — 石に呼吸を与える鉱物
限定エディション。一つ一つ、手作り。
受注生産。4〜6週間でお届けします。